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福祉有償運送事業(移送サービス)

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  福祉有償運送事業(移送サービス)は、国土交通省の管轄で各運輸支局の許可が必要です。平成17年3月から始めたこの事業も平成26年3月で9年目が終了し、10年目に突入しました。小郡市福祉有償運送事業運営協議会に平成25年2月7日に更新を行いましたところ、再承認され、九州運輸局福岡運輸支局より道路交通法79条の新しい登録証(九福福第1号)を頂くことが出来ました。
   9年前、利用会員29名で発足しましたこの事業も今回の更新時には約260名、車輌も3台となり、専属の運転手の雇用も出来ました。当初、腎機能障害の透析患者さんの通院を中心に考えていましたが、次第に身体障害の利用者が増え、車いす利用者の通院は元より買い物、また知的障害児の通学や通園と多様な利用内容となっています。
利用者の大半が高齢者です。利用者の中には予約していても体調不良のため急遽キャンセルになったり、また、逆に急に通院利用を依頼されたりします。一般のタクシーと同じように利用したい時、使える事が一番いい事だと思います。運転手はヘルパー2級や介護福祉士の資格を持っており、利用者の障害状況を把握し、痒いところに手が届くように障害に応じた乗降介助と安全運転を基本に行うことが、私達の使命だと思っています。
この小郡市福祉有償運送の利点は、
1. 障害に応じた乗降介助が出来ること。(ヘルパー資格者が対応します。)
2. 障害に応じた乗車走行が出来ること。(障害を把握し、障害に応じた運転を行います。)
3. 使いたいときに利用が出来ること。(常時2名の運転手が待機しています。)
4. 料金が安いこと。(タクシー料金の半額です。)
車輌が3台になってからは、予約を基本とし、当日も空いていれば利用が出来るように職員の勤務体制を整えました。しかしながら、現体制では利用人数の増加により急な移送依頼に応じる事が出来ない場合もありますので、御理解頂くことも必要です。出来るだけ皆様の外出支援に応えられるよう運行して行きたいと思っています。今までの9年間、大きな事故もなく運行できたのも関係者の努力と利用者の皆さんの御協力のお陰と感謝致しております。今後もサービスの向上と安全運転に心がけていきたいと思っていますので、御支援の程よろしくお願いします。

平成19年6月26日
センター長   古賀敏幸

 

―――2005年毎日介護賞「報道部長賞」受賞について―――

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このたび、平成17年3月から行っている福祉有償運送事業が毎日新聞社主催の毎日介護賞の「報道部長賞」を受賞しました。授賞式は11月9日、サポネットおごおりで行われ、認証の盾を贈られ表彰されました。
私達が、自ら申請したものではなく、地域社会から私達の活動が認められ、全国の中から特に推薦して頂いた賞です。
満島毎日新聞社久留米支局長より、「西部本社で協議した際に、満場一致でサポネットおごおりさんに決定し、推薦状を添え提出しました。」と話されました。
この度の受賞は、大変喜ばしい事で身の締まる思いです。心より感謝致しております。

平成17年の事業開始から、平成17年10月で8ヶ月が経ちました。当初29名の利用者が月毎に増え、66名となり一台の車輌がフル回転の状態です。利用会員の内訳は、身体障害者の方60名(じん臓機能30名、肢体21名、視覚9名)、知的障害者の方3名、精神障害者の方1名、特定疾患の方1名となっています。現在(平成26年3月31日時点)では、月曜日から土曜日まで、朝7時30分から夕方の17時まで予約が入っています。
《この状況から、障害者が待ち望んでいた、本当に必要な事業だったことが証明されます。》

新しい利用者の方には、利用者の障害の特徴を確認し、スムーズに乗降が出来るようなサポートの仕方、車中で座位保持が出来るよう利用者の意見を取り入れながら、確認し、乗車していただきます。このことが一番大事な事と考えています。また、御本人さんの表情や足取り、会話に重点を置いて対応しています。特に透析患者の方は、通院前後の体調変化があり、留意する必要があります。

この、福祉有償運送の特長は、

1.利用者が本人のペースで乗り、降りが出来ること。

2.運転者が利用者個々の、障害特徴に合ったサポートを行い運行すること。

3.利用料金は、タクシー料金の半額であることです。

当初は、1台の車輌で運行していましたが、利用頻度や人数が増え対応出来なくなってきたので、車輌増車の申請提出し、現在では3台の車輌で運行しています。

県内初の事業として注目されている中、この賞を励みに、障害者の人達に気軽に社会参加して頂けるようノーマライゼーションの社会実現を目指し、一役を担って邁進して行きたいと思っています。


センター長 古賀敏幸

 

  

  ―――福祉有償運送事業車輌  新車輌稼働開始―――

 

P1070283.JPG平成24年6月18日より福祉有償運送事業では、1号車が新しい車輌にかわり、稼働するようになりました。

 

 

 

今までは白のファンカーゴが活躍していましたが、今度はスカイブルーのラクティスが1号車となって

 

 

 

利用者さんの送迎に走り回るようになりました。3台とも車イス対応の車両となっていますので、

 

 

 

車イスの方の移送も今まで以上にご希望時間に対応できることと思います。

 

 

 

本当にお待たせしました!!サポネット車輌のニューフェイスをよろしくお願いします♪♪

 

 

 

 

 

 

                                      

 

 

 

---助成をいただきました!!---

 
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平成25年3月31日に福祉有償運送事業 (移送サービス) のために
 
 
2号車購入の際
 
 

九州労働金庫福岡本部 様 から助成をいただきました。

 
  
 
 
 
 
本当に有難うございました。
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これからもより多くの移送会員様のご希望に
 
 
 
添えるような運行が続けていきたいと思います。

 

  









  ―― 平成26年6月  福祉有償運送事業始動から10年を迎えて ――

 

 

 

祉有償運送事業(移送サービス)が始動して、10年目に突入しました。


 

9年間、無事に事業を行うことが出来たのは、利用会員の皆様や正会員・賛助会員の方はもちろんの事、


地域の方や各関係機関のご協力のおかげだと思っています。本当に感謝申し上げます。

 

  



発足当初は、利用登録者数が29名、車両は1台、運転手は、1人もしくは2人という状況からの


スタートでした。


また、移送サービスというものが市民の方に浸透していなくて、利用回数もわずかでした。しかし、利用者の


皆さんの口コミやサポネットおごおり独自の会報紙、小郡市報により、少しずつ情報が浸透し、月日を


重ねるごとに、利用登録の人数が増えていき、現在(平成26年3月31日)では、約297人の方が


登録されています。

 



それに伴い、1台だった車両も利用ニーズの頻度に合わせ、平成19年に2台目を増やすことができ、


現時点では、3台の車両にて運行させていただいています。

 



車両が増えれば、運転手の人数も必要となります。


途中入れ替わりがありながらも、現在5人の運転手に、平日の月曜日以外の早朝は2名の専任運転手を


常時配置し、日中は3台体制を確立。土曜日や日曜日、祝日は、平日より比較的件数が少ないので、1人


もしくは2人体制を保ち、出来るだけ多くの利用者の希望に添えるような環境を整えることが可能に


なりました。




すべて、皆様のご協力がなければ、ここまで出来なかったと思っています。


ただ、安価料金でのサービス提供のため、経費負担が重くのしかかり、運営費を圧迫しているのが


現状です。



 

10年目以降も、今まで以上に安心と安全をお届けし、無事故・無違反での運行にまい進していきますので、


ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。



                  

                                           移送サービス担当 寺崎 英治