オープンスペースに寄せて
サポネットおごおりのオープンスペースも開所と共に12年経ちました。今では、市内外より多数の人達が来訪されています。
途中、利用時間や利用日が変化しましたが基本的な考えは変わりません。
開所当時は、 “ひきこもり” 防止にと、障害者の人が “自由に来れる場所作り” をと、考えていました。
開所当時の利用者はカップ麺ばかり食べる人が多いため、スタッフの発想で新鮮な季節の野菜を使った、安価で美味しい料理が食べられる“昼食会”を行いました。
その後は利用者さんの要望でレクレーションの日を設け、多目的ホールを利用してのミニバレーや卓球、バドミントン等を行いました。
そうする中、“1日サポネットで過ごせるようにしてほしい”と要望があり、今では月1回、日曜日の午前中に昼食会&午後からレク会として実施しています。
平成19年10月に小郡市より「地域活動支援センターⅠ型」を受託した際も今まで通りのオープンスペースの運営で了承頂きました。
その後は、障害者自立支援法から障害者総合支援法に変わり、地域にいろいろな日中活動の場が出来るとともに利用時間帯が変わり、平日は事業所に通所した人達が15時以降から利用され、土・日・祭日は事業所が休日の為、朝9時から多くの人達が来訪されています。
サポネットおごおりのオープンスペースの特色として
① 市内、市外に問わず障害児・者の本人・家族も利用ができる。
② 毎年、利用登録を行えばオープンスペースの利用と行事へ参加できる。
③ 4月の利用登録更新については、必ずスタッフ(相談支援専門員等)が、本人に解り易く説明する。
④ 利用したい時に行けて、帰りたい時に帰る。出入りは自由。
⑤ 行事への参加は自由、カリキュラムもない代わりに利用マナーを守って貰い、自己責任としている。
⑥ 朝9時から17時まで、土・日・祭日も開所している。休館日は月2日間。
⑦ スタッフ2名体制で最新の障害福祉サービスの情報を得ることができる。本人・家族の各種相談もできる。
⑧ ボランティアとの交流もできる。
「あすてらす」は小郡市総合保健福祉センターとして不特定多数の人が利用されます。その一角の部屋であるオープンスペースでの利用にあたっては “基本的なマナーを守る事は社会人のルールです。” と話をしています。
平成28年6月20日
サポネットおごおり センター長 古賀敏幸