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センター長のひとりごと
21.福祉車輌への想い
- 36.創立20周年挨拶
- 35.小郡ライオンズクラブ様より福祉車両寄贈
- 34.7回目の更新を終えて
- 33.小郡ライオンズクラブ様からのご寄付にあたり
- 32.コロナ禍での地域支援活動
- 31.移送サービス(福祉有償運送事業)の新車稼働
- 30.地域の支え合いで緊急時を乗り越える
- 29.緊急時の地域資源として地域で支えあうオープンスペース
- 28.10年先を見据えた体制作り
- 27.10周年を迎えて
- 26.ふれあいオリンピック
- 25.新福祉車両稼動へ
- 24.スプリングスクールを終えて
- 23.ほっと一息
- 22.感激、興奮の野球に大満足!
- 21.福祉車輌への想い
- 20.桜の花の咲く頃に(2010)
- 19. 埼玉西武ライオンズ“帆足和幸”選手来訪
- 18. サポネットの夏休みの出来事(2009)
- 17. スプリングスクール(2009)を終えて
- 16. 年末の出来事にて
- 15. 「サポネットおごおり」の平成19年度を振り返って
- 1. センター長のひとりごと
21.福祉車輌への想い
7月に入り梅雨明けも間近ですが、蒸し暑い日が続いています。移送サービス(福祉有償運送事業)の福祉車輌は毎日朝早くから忙しく走り回っています。今年の2月、福祉有償運送事業者として3度目の継続登録申請を行いましたところ平成22年3月から平成25年2月までの3年間有効の登録証を頂ました。
移送サービスも5年目に入り、226名の利用登録会員を3台の福祉車輌で運送していますが、その内1台の車輌(中古車購入分)が、走行距離も10万kmを越し、故障が目立って来ましたので、安全な運行の為には新車に替えなければと考えています。今までは希望車種をリースで使用していましたが、今年度は予算が厳しく購入資金が捻出できないので、助成団体に助成金申請をしたいと思っています。本年度の総会でも承認して頂きましたので、早速申請しようとしたら困ったことが起きました。複数の福祉事業団や財団等にこちらが希望する車輌がありませんでした。ようやく1団体だけ、こちらの希望の車種申請を受け付けてくれるところがありましたので申請したいと思っていますが、申請団体が多いと審査があり助成される確約はありません。
参考までに、各事業団や財団で扱っている車種は
・○○時間テレビ~「カタログにある車種しか対応しません。」軽車輌とワゴンタイプの福祉車輌
・○○財団~昨年まで、希望の車種がありましたが本年度はカットされていました。
・○○民生事業団~軽福祉車輌のみ
※福祉車輌といっても様々です。
・車輌後部からスロープで車いすを乗降できるタイプ
・ワゴン車でリフトにて車いすを乗降するタイプ
・助手席が回転やスライドして乗降がスムーズにできるものなど
サポネットおごおりが使用している福祉車輌は「普通車の車いす対応仕様車」です。今までサポネットおごおりは自己資金で車輌費をまかなってきました。厳しい財源の中資金繰りをしてまで、なぜこの車輌に限定するかと言うと、いろいろな障害をもった利用会員さん達が、一番使いやすくて利用者さんからも乗り心地が良いと言われるからです。
・ワゴン車では入れない自宅の玄関までいける。軽車輌よりもシートが広く安定しているので、長距離もゆっくり座れて疲れない。
・車いす仕様車のため、車体が下がり下肢障害の人も乗車がスムーズである。又、後部座席は乗用も車いすも両方兼用できる。
・後部座席をスライドするだけで車いすのまま乗車できるので、利用者も安心して且つ、介助者も安全にスムーズに介助できる。
以上のような利点があります。
いつも思うことですが、人それぞれに障害も様々で、障害種別により介助方法も違ってきます。同じように障害に応じた福祉車輌が色々あるのが理想ですが、そういうわけにはいきません。各事業団や財団でも福祉車輌を限定することなく、申請団体に応じた車種が申請できるよう幅広く受け入れをして戴きたいものだと思いました。
私はサポネットおごおりの理念であります“障害児(者)と同じ目線で考える事”を大切にこれからも事業を行っていきたいと思います。
追伸 小郡市は“七夕の里”です。今年の七夕の短冊願いに「福祉車輌が当たりますように」と書きました。
平成22年7月12日
センター長 古賀敏幸