HOME > センター長のひとりごと > 26.ふれあいオリンピック
26.ふれあいオリンピック

10月に入り、朝晩は寒くなってきましたが、10月~11月にかけて「あすてらす」では行事が、目白押しです。 

 

10月8日、御原校区の「コスモス祭り」が多目的グランドで行なわれたのを皮切りに、28日は小郡市民の健康作り推進員会主催の第9回「あすてらすフェスタ」が全館あげて開催され、サポネットおごおりもリサイクルバザーと作業所販売コーナーを出店しました。


11月3~4日は、JAみい「農業祭」が多目的グランドで、4日は、「おごおり物産展」と「呼子朝市」が駐車場で農業祭と併せて行われます。沢山の市民の方々が参加され、あすてらす周辺は祭り一色となり、利用者の方達も参加するのを楽しみにされています。

 

さて、今回、10月21日(日)に第17回「ふれあいオリンピック」が小郡市体育館で行われました。この大会は市内の障害児・者の運動会で、小郡ライオンズクラブの主催です。

始まりは、市主催の市民運動会が市中心部の中学校のグランドで開催されており、障害者の方は1種目だけ参加されていたそうです。その後、市運動公園が完成し、陸上競技場で市民運動会が開催されるようになると遠方で且つ、交通手段が無い為に徐々に障害者の参加は少なくなり、参加競技も無くなったそうです。

 

 その時、市身体障害者福祉協会の関係者が小郡ライオンズクラブに「在宅障害者の運動会を開催して欲しい」と言う話をされ、開催されたと聞いています。最初は、在宅障害者が主で小学校の体育館を貸し切って開催し、徐々に市内障害者団体(三障害)や親の会、施設への呼びかけをして、現在の形ができています。

 

また、大会を運営されている小郡ライオンズクラブの他、ボランティア連絡協議会、小郡市、市教育委員会、市社協が共催・後援を行い、市寡婦母子会の参加や高校生(小郡高校・三井高校)のボランティア、手話の会や要約筆記の会、市バレーボール協会等が協力され、17回目の今回は障害者が188名、ボランティアや関係者が117名と総勢305名の参加となりました。

 

 


この大会は、競い合う事ではなく参加する事に重点を置いています。障害の特性を生かした音競争や車いすリレー、飴食いや早飲み競争もあり、老若男女楽しめる競技となっています。サポネットおごおりも開設された7年前から参加していますが、小郡市にこのような歴史ある障害者が参加できる大会があったとは全く知りませんでした。

 

短いひと時ですが、障害児・者や保護者の方達がボランティアとふれあい交流する事で、障害児・者への理解を深める事ができ、みんなが楽しく参加できることが何よりです。この大会が、20年、25年、30年と永く続く事を願っています。

 

 

平成24年10月31日
センター長 古賀敏幸