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15. 「サポネットおごおり」の平成19年度を振り返って

 平成19年度は、サポネットおごおりにとっても大きな節目の年だったと思います。昨年10月には新たに「地域活動支援センター1型」と「生活支援事業」を小郡市より受託、それに伴い職員1名の採用、小郡市福祉有償運送事業につきましても車両1台の増車に伴い職員の採用と少しずつではありますがサポネットおごおりの本体が大きくなっています。内容について紹介させて頂きます。

 「地域活動支援センター1型(オープンスペース)」では、新たな行事や回数を増やしたこともあり、利用者が増え、特に土・日・祭日は30人以上になり、手狭になってきました。その為、ソファーを購入したり、棚を整理し壁際に取り付けたり、キーパーを購入したりと利用者の人たちが過ごしやすい環境整備を行いました。
利用者状況としては、精神障害者の方が通院先の病院で知人を誘って来所する事が多くなりました。又、オープンスペースで知り合った利用者同士がサポネット以外の場所(外食・野球観戦・映画鑑賞等)で交流を深める事が多くあり、非常に良いことと思っています。同時に知的障害の小・中・養護学校高等部の生徒さんの利用が土・日・祭日にあり、地域資源の1つとして不可欠な場所となっているのを実感します。児童から50歳代までと年齢層が幅広く人数も増えてきた為、オープンスペース職員は2名体制で対応していますし、時にはボランティアにも係わって頂いています。

 「相談支援」については、職員が1名増えたことにより今まで手薄だった個人支援が序々に手がけられるようになってきました。今までの相談支援では相談受付してもその場での対応や、関係機関への紹介で終わっていましたが、今年度は、序々に同行や訪問も行えるようになってきました。又、関係者と連携して個別支援会議を行い、利用者の希望に応えられるように総合的にマネジメントも行えるようになってきました。さらに障害児保護者の進路相談が多くなってきましたので、学校や福祉事務所との連携が今後重要になってくると思われます。

 「グローカルネットワークおごおり」で行う障害児の長期休暇中(春休み・夏休み・冬休み)のデイサービス事業は4年目に入り、利用者やボランティアのメンバーは定着し、今までにもまして活動内容も充実してきました。特に今年度は保護者のアンケートを基に要望を取り入れ、時間の延長を行うことになり大変喜ばれています。又、初めて利用される児童が多くなり保護者の期待を感じています。今後も、市民や地域を巻き込んだ活動として充実させ、ボランティア養成や啓発活動の一環として担っていきたいと思います。

 「小郡市福祉有償運送事業(移送サービス)」については、念願であった3台目の車両を購入し、今年2月より運行をおこない同時に運転手を1名増員しました。少しずつではありますが、利用者の希望(通院・買い物・外出等)にて、運転手(介護福祉士・ヘルパー2級所持者、男性・女性)を配置できるようになっています。利用登録者は、18年度末に121名から19年度末には159名となり38名増加しています。予約が原則ですが当日の依頼が多くなり職員が予約以外に対応するのに大変になっていますので、20年度は状況を見ながら対応したいと考えています。

 「地域交流活動」については、障害児(者)の福祉啓発活動の一環として、市内外の見学者や小・中・高生徒の実習生の受け入れや講師派遣を行ないました。又、ヘルパー養成機関からの依頼で、精神障害者ホームヘルパー養成講座での実習生の受け入れ等も行っています。今後も、各機関と連携し、啓発のために見学者や実習生を、どしどし受け入れたいと思います。
 「地域支援活動」についても、小郡市内の各障害者団体との連携も取れるようになり、その団体に応じたいろいろな支援ができたのではないかと思います。本年度は、以前よりサポートしていた障害児の保護者2?3人のグループが「障害児の親の会」を発足し活動していくようになったことは非常に良かったと思います。その中で、保護者が学習会や会議がしやすいように障害児の見守りや遊び相手のサポートができるようにボランティア派遣を行ったが、それに繋ぐ育成を考えていかなければと思います。今後も現団体への支援の充実と、まだ支援ができていない団体へのアピールと市民へのサポネットおごおりの活動の周知をはかっていきたいと考えています。

 障害者自立支援法施行以来、いろんな民間団体から障害者福祉事業への参入が多くなり、小郡市内におきましても多くの事業所が出来つつあります。これからは、利用者が選択できる契約の時代で益々事業所のサービス内容の是非が問われてきます。
サポネットおごおりとしては、地域で生活する障害児(者)の人達や保護者の方々が生活する上で必要なサービスを紹介しながらも、サポネット独自のサービスを提供できる部門を作り出していきたいと思っています。

平成20年 吉日
サポネットおごおり
センター長 古賀敏幸